歯周病とは?:□ 朝起きたとき、口の中がネバネバする。
□ ハミガキの時に出血する。
□ 口臭が気になる。
□ 歯肉がむずがゆい、痛い。
□ 歯肉が赤く腫れている。
□ かたい物がかみにくい。
□ 歯が長くなったような気がする。
□ 前歯が出っ歯になった。
□ 歯と歯の間に隙間ができた。
□ 食べ物がはさまりやすい。
※上記の項目に1つでもあてはまる場合は歯周病の検査をオススメします。
歯周病とは、歯のまわりについた食べカス(歯垢・プラーク)の中の細菌によって歯ぐきに炎症をひき起こし、やがては歯を支えている骨を溶かしていく病気のことです。結果として歯を失う原因となります。(日本人の歯を失う原因の第1位です)
食べカス(歯垢・プラーク)はとり除かなければ硬くなり、歯石と言われる物質に変化し歯の表面に強固に付着します。 歯石はハミガキだけでは取り除くことができません。
この歯石の中や周りに更に細菌が入り込み、歯周病を進行させる毒素を出し続けます。
そのため、歯周病が進行してしまうと歯科衛生士によるハミガキ指導や歯石とり(スケーリング・ルートプレーニング)などの処置だけでは改善しきれないことがあります。
このような従来ではむずかしい重度の歯周病でも、ウエノデンタルクリニックでは得意とする歯周外科処置などによって治療することが可能な場合もありますのであきらめずに一緒にがんばっていきましょう。
歯周病を進行させる原因として以下のことがあります。
・歯ぎしり、くいしばり、かみしめ
・不適合なかぶせもの、つめもの、入れ歯など
・不規則な食習慣
・喫煙
・ストレス
・全身疾患(糖尿病、骨粗鬆症、ホルモン異常)
・薬の長期服用
これらのうち改善できる部分は改善していきましょう。
それぞれにあった処置のご説明をさせて頂きますので、ご質問やご相談等ございましたらご遠慮なくおっしゃってください。
かみ合わせをよくすることで歯の負担を減らすことが出来る矯正治療。
8020運動(80歳で歯が20本残っている方)の達成者の大半がキレイな歯並びをしています。
矯正治療と聞くと見た目のイメージが強いですが矯正治療とは審美的で機能的な治療です。
特に子どものうち(7〜9歳)の矯正治療は比較的治療期間が短く、治療費も少ないです。
また、成人からの矯正治療もおこなっております。成人の場合は、従来では非常に困難や治療期間が長かった場合でも矯正用のインプラントアンカーを用いることで矯正が出来る場合があります。
小児、成人ともに目立ちにくいマウスピースによる矯正もおこなっております。
そもそも矯正って必要なの?
ある程度歯ならびがよくないと一生自分の歯で過ごすのは難しいといえます。当然、「見た目が気になる」や「かみ合わせが気になる」ことの改善にもなります。
矯正で歯の位置を動かすことによって”歯周病やムシ歯の予防”にもなります。ですので、大人の方であってもムシ歯の進行度合い、歯の位置によっては矯正で少し動かせれば”本来は残せない歯を残せたり”、”少し歯の位置を動かすだけでよりキレイで長持ちする治療”もできることがあります。”1歯単位から矯正は可能”です。
歯ならびによっては”一生自分の歯で過ごすのになくてはならない治療”です。
全顎的な矯正治療の流れ(※成長には個人差があるので目安です)
〜 3歳ごろ:生活習慣、食習慣、癖の改善
3〜 7歳ごろ:簡易的な装置での治療
5〜10歳ごろ:取り外し式の装置での治療
ここまでを第1期治療といって歯がキレイにならぶための環境づくり(土台となる顎の成長の誘導)の治療になります。
12歳以降:固定式の装置での治療
ここからを第2期治療といって歯をキレイにならべていく仕上げ(歯の位置の誘導)の治療になります。
顎に十分なスペースがないと歯の位置を動かすだけでは難しい場合もあります。そのため、大人の歯がはえる前の段階(5歳ごろ)からはレントゲンで大人の歯のはえるスペースがあるのかの確認をオススメします。もし、大人の歯がはえる前の段階で前歯と前歯の間にスキマがない場合は要注意です。大人の歯がはえるスペースがない可能性が非常に高いです。気になられましたら、ぜひご相談をお願いします。
※矯正治療は何歳からでもはじめられます。ただ、早い段階であればあるほど治療の期間、内容、費用がおさえられます。
小児の治療とは?
生まれてきた赤ちゃんのお口の中には、ムシ歯のバイ菌がもともとは存在しないです。ただ、ムシ歯のバイ菌が人から人へと感染していってしまいます。(※感染経路としては”はし、スプーンの共有”、”キス”、”子どもがムシ歯菌のついたものを触った後で、その手を口にもっていってしまったり”と注意しきれるものではないので神経質になりすぎないでください。)
そのため、もともとムシ歯のバイ菌のない子どもでもムシ歯ができてしまいます。できてしまったら、しっかりとしたハミガキ、生活習慣の改善をしていかないとムシ歯がどんどん進んでいってしまいます。ムシ歯が進むと麻酔をしないと治療が難しい場合もあります。
大人でも麻酔はこわいですし、なにより苦いです。味覚が非常に敏感な子どもたちにとっては苦い麻酔やお薬を使う治療、削る治療は非常につらい治療です。
それだけつらい思いをさせないためにも、”一緒にお食事をとる家族のお口の中の治療”、”ムシ歯の予防処置”、”しっかりとしたハミガキ”、”生活習慣の改善”をしていきましょう。
万が一、治療することになってしまったら治療後には、子どもにこれでもかというぐらいほめてあげてください。それが一番のごほうびです。
ムシ歯の予防処置(シーラント)
子どもの歯やはえてまもない歯は成熟しておらず、非常にムシ歯になりやすいです。そのため、予防的に特にムシ歯になりやすい溝を埋めてやることでムシ歯を予防します。
※2年ほどで自然にとれてなくなります
ムシ歯とは?
ムシ歯は、食べ物を栄養に菌(ムシ歯菌)が活動して酸を作り出し、その酸によって歯が溶けてしまう病気です。ムシ歯は「歯」「食べ物」「菌(ムシ歯菌)」の3つの要因が悪い条件で重なった時に発生します。つまりムシ歯菌が多い人や歯の質が弱い人、食習慣が乱れている人はムシ歯になるリスクが高いのです。しかし、悪い条件がそろわないようにコントロールすることで予防ができます。どんなコントロールが必要なのかは人によってそれぞれ違います。つまり、ムシ歯を治療して終わりではまたムシ歯になってしまう可能性が高いのです。
ぜひ、ムシ歯の原因を除去して再びムシ歯にならないためにも、しっかりと原因をコントロールしていきましょう。
比較的小さなムシ歯や強度のいらない部位に行います
※白くてキレイですが将来的には変色してきます
CRでは厳しい広い範囲や強度が必要な部位に行います
※インレーの種類にはセラミック、ゴールド、銀色の金属等があります
どんな治療?
ムシ歯が神経(歯髄)まですすんでしまった場合や既に根の治療をしたところが再発してしまった場合などで根の治療が必要となってきます。
治療の流れとしては歯の中の神経がはいっていた部分をきれいにくり抜いていき、消毒して防腐剤をつめていきます。
目にみえない部分の治療と回数がかかってしまうためにどうしても途中で中断してしまいやすい治療です。しかし、歯において基礎となる部分の治療であり、歯を残すための最終段階の治療のため、とても大切で丁寧に治療していかないといけない部分になります。
万が一、途中で中断してしまったり再治療を何度も繰り返すと歯を残すことができなくなってしまうので注意が必要です。
根(神経)の治療の後、ムシ歯が広範囲に広がっている場合におこないます
親知らずの抜歯
抜かないといけないの?
親知らずはそもそも生え方によっては歯磨きをきちんとすることが不可能な場合があります。そのような場合は、将来的に虫歯や歯周病になってしまう可能性が非常に高く、最悪の場合は手前の健康な歯(7番)までダメにしてしまい手前の健康な歯(7番)を残せなくなってしまうこともあります。そのため、早めに抜歯しておくことをオススメします。
また、親知らずが虫歯になってしまった場合、一番奥の歯なので治療器具が届きにくく、その後のメンテナンスも難しいので、治療をしたとしても高い確率で再発してしまいます。
そのため、親知らずが虫歯になったら治療をせずに抜歯をするというケースも多くあります。
親知らずを抜くべき場合
・手前の歯と同じように生えてきているが、ハミガキが上手に出来ない場合
・中途半端に生えていて、歯の一部だけが見えている場合
・横向きに生えてきている場合
・骨の中に完全に埋まっているが、レントゲン写真上問題がある場合
・歯並びを悪くする恐れがある場合
親知らずを抜かなくてもよい場合
・手前の歯と同じように生えてきていて、ハミガキも特に問題なくできる場合
・骨の中に完全に埋まっていて、レントゲン写真上問題が無い場合
・その他、特に悪影響を及ぼすことがないと判断された場合
・抜くことによるリスクが抜かない場合よりも高い場合
※親知らずを抜かずに取っておくと、将来手前の歯が抜けてしまった場合にブリッジ、入れ歯の土台や移植歯として使える可能性があります。
親知らずを抜くタイミング
親知らずを抜く場合には、生えてから出来るだけ早いほうが良いです。(20歳前後が最適)
その理由は以下の通りです。
・虫歯や歯周病になってからでは遅い
・虫歯や歯周病になってからだと、麻酔が効きにくくなる場合がある
・若いと親知らずを抜いた後の骨の回復が良い
・抜く時期が遅いと、親知らずが骨とくっついてしまって抜くのが大変になることがある(抜いた後の痛み、腫れが強くなりやすい)
その他の口腔外科処置もおこなっております
お気軽にご相談ください
保険の入れ歯
支えとなる歯に金属の引っかけがついていて全体的に分厚い入れ歯です。
保険適用のため、治療費が抑えられます。
見た目重視の入れ歯
支えとなる歯に歯か歯ぐきと同じ色の引っかけがついている入れ歯です。
入れ歯がついているのか見た目でわかりずらいため、見た目が気になる方にオススメです。
機能性重視の入れ歯
入れ歯のピンク色の部分一部を金属にすることで軽く薄くでき、熱を通しやすくしてお食事の味をさまたげにくくすることで入れ歯の違和感を減らした入れ歯です。
(左側です)
入れ歯の入れ歯と歯ぐきの接触面にやわらかいシリコン素材をつかうことで歯ぐきがうすくてお食事のときに歯ぐきが痛みにくい入れ歯です。
(右側です)
ホームホワイトニング
ご自身の歯に対して表面からホワイトニングを行う方法です。歯の型をとって専用のトレーをつくります。そこに歯を白くする薬液を入れてつけてもらうことで歯を白くします。
ウォーキングブリーチ
神経を失くした歯に対して歯の内側からホワイトニングを行う方法です。神経を失くして1本だけ黒くなってしまった歯の内側に歯を白くする薬液を入れて歯を白くします。
ガムブリーチ
歯ぐきに対して歯ぐきの表面に薬液を塗ってホワイトニングを行う方法です。黒ずんだ歯ぐきをキレイなピンク色に戻します。
審美歯科ときかれて、見た目だけキレイにするんじゃないか?とおもわれるかもしれません。
しかし、当院で目指す審美歯科とは”1つ1つの治療を丁寧に積み重ね精密な治療をしていった結果、とてもキレイで審美的な治療”です。