コロナ収束のためには 終息ではなく、収束です。

 タイトルに書いているように

終息:やむこと。終結すること。  ではなく

収束:定点にいくらでも近づくこと。

つまり、今回の場合ではコロナをなくすのではなく、感染者の数を減らすということです。

 

前回のブログで、スクリーニングとしてPCR検査の意味はあるのだろうか?といった内容を書いていたのですが収束に向けてはもしかしたら効果があるのかもしれないと感じました。

 

理由と致しましては、前回の例を用いて考えていきます。

陽性者の真陽性率の精度としては0,69%で、全くダメではないかと思われます。しかし、考え方によっては1250万人もの人を法的強制力をもって外出制限することが可能となります。検査としての精度は非常に悪いですし、間違いなく自宅待機になるでしょう。さらに、経済的影響もあるでしょうし、実際は陰性の人もたくさん外出制限しますが間違いなく収束するでしょう。現行の法律のままで外出制限をたくさんの人に行うには倫理的にはかなり問題だらけですが、一理あるかもしれません。

 

ここで少し怖いのが、無症状感染者といわれますが、中には陰性なので当たり前に無症状ですが、PCR検査では陽性が出ている人も少なからずいるのでしょう。それが全員にPCR検査すると大半の人がそうなってしまいます。そのあたりのPCR検査の精度も考慮した上で8割は無症状と最初から言われているのであればかなり怖いですが・・・

 

つづいて、もう1つあります。医師の診断を活用する案です。

こちらの問題としては、医師によっては診断基準がことなること。さらに、医師にとっては自分の診断で患者さんの今後を左右してしまう責任がかかってしまいます。そうなったときに、少しでも怪しい人を含めて診断することになってしまう可能性は高いと思います。ましてや分野の違う医師は診断すらしたくないでしょう。

その場合、たとえ感度が70%の検査であったとしても責任はPCR検査でこう判定されたのだと言えてしまいます。さらに、診断基準は常に70%の感度でおこなえるため、優秀な医師からすれば不満があるかもしれませんが、そうでない医師からすれば非常に助かる検査かもしれません。

 

そういった意味でも保険でおこなう検査とすれば、妥当なのかもしれません。

ただし、現在の拡大状況ではPCR検査は必要なのでしょうか?

結局まとまりのない内容となってしまいましたが

なにより、現場の医療従事者の気持ちを真摯に考えるしかないと思います。