ハミガキのタイミングって!?すぐに磨く?30分後に磨く?うがいは?ハミガキの流れは?といった疑問があると思います。
そこで当院の推奨している方法を説明させて頂きたいと思います。
・歯磨きのタイミング?
できるだけ食後すぐがオススメになります。
※汚れのついた食器をスグに洗うのと時間をおいてから洗うのとどちらか楽にお掃除できるでしょうか?スグに洗う方が汚れがとれやすいです。
→でも、『30分以内に歯磨きすると歯が溶けてしまう』ってTVでいってたよ!!という方もいるかもしれません。しかし、このTVの内容は実際の口腔内と異なる状況でおこなった実験によるものです。
ですので、『食後すぐに歯磨きすること』を正式に日本学校歯科医会、日本小児歯科学会、日本歯科保存学会、日本口腔衛生学会でも推奨されています。
日本学校歯科医会の見解
日本小児歯科学会の見解
日本口腔衛生学会の見解
・うがいは?ハミガキの流れは?
歯磨き前にぬるま湯でしっかりとうがいをします。
その後、ハブラシを濡らさずにハミガキ粉をしっかりとつけて歯を磨きます。
フロス、歯間ブラシはハブラシの後で通してください。
最後に少量の水で軽くうがいもしくは、うがいせずにツバだけ吐き出す
がオススメになります。
※歯磨き前にうがいすることで口腔内の糖分、酸を出来るだけ洗い流します。
ぬるま湯でうがいをする意味は、アイスコーヒーとホットコーヒーのどちらがよく砂糖が溶けるかを考えていただくとホットコーヒーの方が砂糖が溶けやすいことがわかると思います。
そして、先にうがいする意味は食器を洗うときに汚れが付いたまま洗うのか、水で汚れを流してから洗うのかの違いとなります。先に水で流してから洗う方が効率が良いですよね。
その後、ハブラシを濡らさずにハミガキ粉をつける意味はハブラシは非常に水分を吸いやすいです。そのため、歯磨き前に濡らしてしまうとハミガキ粉に入っているフッ素の濃度を薄めてしまうことになります。ですので、歯磨き前は濡らさずに使い、歯磨き後にしっかりと洗って乾かしておいてください。
そうすると口の中がハミガキ粉で満たされていると思います。その状態のままフロス、歯間ブラシを通していただくことで、フロス、歯間ブラシによってフッ素が歯と歯の間にまでしっかりと届かせることができます。
最後に少量の水で軽くうがいもしくは、うがいせずにツバだけ吐き出す。これは、うがいをすればするほどハミガキ粉のフッ素濃度が薄まってしまうからです。そのため、歯磨き後にあまりうがいしなくても良いように歯磨き前にしっかりと先にうがいすることをオススメします。
たった1回のうがいでも、フッ素濃度は激減します!!
ハブラシの動かし方を歯医者さんで聞くことは多いと思いますが、
『動かし方の前にまずは、正しいハミガキの流れ』からやってみましょう!!